カツカレー喰ってる場合か!?

カツカレー喰ってる場合か!?


人数 4人以上

ルール難易度 カンタン

プレイ時間 30分

評価 

 


安倍首相が3500円のカツカレーを食べて「庶民的でない」と叩かれ、麻生総理がカップ麺の値段を400円だと言って叩かれた時代をネタにしたカードゲーム。

 

「世はまさにデフレ時代。この国では庶民感覚のわかる政治家が求められています。 

 プレイヤーは責任野党の党首となり、さまざまな物品の「庶民的な」適正価格を模索していきます。もっとも名誉点を多く集めたプレイヤーが勝者です」(販売元より)

 

オープンされた「ゴルフ会員権」「震災義捐金」などのカードに対して、プレイヤーは自由に値段をつけて、一斉にオープン!

一番高い値をつけたプレイヤーが落札……なのですが、その入札額が次点プレイヤーの入札額の2倍を超えると「庶民感覚がない」ことになり落札権利を失ってしまう。

常識的な値段の中で、最も高い値段をつけられたプレイヤーが勝者でそのカードを引き取ります。

カードの点数はそれぞれ違うので、最後に、取ったカードの合計点を出して順番を決めます。

 

これはもう、誰が何にいくらの値段をつけるかによって、その人間の価値観が出るのが面白い。

 

筆者は、某ド田舎から上京してきて大学に入ったばかりの頃、「東京は怖いところだべさ。女子大生たるもの良い鞄の1つも持ってないと苛められてしまうべ」と当時流行ってたGUCCIのバンブーとDiorのエピを親に買わせて安心してましたが、新歓コンパで「鞄はデパートに注文しまーす。オーダーなので1年待ち。値段?250万くらいカナ?」って子がいて、「うおおおっ。バンブー20個分だべ。東京は怖いところだべ。こういう不毛な勝負をしても田舎者は絶対勝てないので、大人しく100マス計算でも練習してよう」と強く思いますた。とさ。ってか、別に無印良品で十分だったよね。今にして思うとね。

 

「高いカバン」のイメージが、2万円の人もいれば、200万の人間もいる。そんな感覚の違いがいぶりだされるのが楽しいゲーム。

ってか、何故キミは自家用車より、パソコンの値付けのが高いのかと。

何故キミはカツカレーに2800円出せる癖に、震災義損金には300円しか出さないのかと。そういうツッコミを入れあいませう。